~活動紹介~


2024年2月 乳がん相談会「 あけぼのハウス」開催 (場所:大津市 

 2月8日(木)に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催し、16名の方が参加されました。

 今年初めてのハウス、ゆっくり丁寧な自己紹介から始まり、感謝の気持ちや入会して良かったと話された方、ジョークを交えて話された方、診断から時間がたって少し落ち着いた様子を話された方がおられる一方で、再発治療中の方は切実な思いを話されました。

 それぞれの治療経過や思いを聞いた後は、治療の副作用、乳がんによる症状で院内の別の診療科(整形外科、歯科)を受診する時の不安や難しさ、治療による骨密度低下、顎骨壊死、骨粗しょう症、乳房再建、補正下着等々が話題にあがり、その方の気持ちや不安を受け止めて、体験を話し、がん相談支援センターの活用などの医療情報を交換しました。

 久しぶりに参加してくださった製薬会社におられた賛助会員の方が薬の疑問について答えてくださいました。


2023年12月 乳がん相談会「 あけぼのハウス」開催 (場所:大津市 

 12月14日(木)に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催し、体験参加の方も含め16名と多くの方が参加されました。

 化学療法が終わって久しぶりに顔を見せられた方が、抗がん剤による脱毛が始まり、思い切って丸坊主にした時の話を披露して“どんな時も笑っているのがいい”と話され、皆も笑顔で聞き入りました。また、治療前に遺伝子検査をしたり、薬物治療の副作用管理をスマホのアプリでするという話もあり、変化を続ける治療環境に驚かされることもありました。

 人数が多かったので、後半は2つのグループに分かれ、治療中も家族の介護問題や、それをどのように解決されたかなどについてお聞きしたり、術後間もない方のお話を中心に各々が乳がんになって経験したことや“キャンサーギフト”について語り、時折涙ぐんでおられた方も終わりには気持ちが軽くなったとおっしゃっていました。

 次回のあけぼのハウスは2月8日(木)に開催。辛い時、誰かに話して気持ちが楽になって帰って頂けるように!とお待ちしています。


2023年11月「乳がん相談会・語り合いの会」

ー遺伝子診断、乳がんと仕事・子育て・介護などー(場所:近江八幡市 

 11月11日(土)、山岸美紀専門看護師(市立長浜病院 遺伝性腫瘍コーディネーター)をお迎えし、初めての「相談会:語り合いの会」をアクティ近江八幡で開催。患者さんのご家族を含め14名の参加がありました。

 二転三転する診断に翻弄されているということや、治療中の食事について相談があり、山岸看護師からは医療者として丁寧なアドバイスが。また、コロナとインフルエンザの初期症状の違い(コロナはのどの痛み、インフルエンザは高熱が多い)を教えていただき、早めの診察を勧められました。他にも、治療中で体調が悪い中でも避けて通れない介護のことも話題に。専門看護師さんが居てくださったことで難しい質問にも対応できてとても良かったです。

 


2023年10月 東出俊一先生(市立長浜病院)を囲んでの相談会 (場所:長浜市 

 啓発活動の翌16日(月)は、3年ぶりに市立長浜病院でお部屋をお借りし、顧問医の東出俊一先生を囲んで「乳がん相談会」を開催。入会されたばかりの方や会員外の方など15名が参加されました。

 全員自己紹介から始めましたが、先生が参加者一人ひとりの状態を覚えておられることにビックリしました。その後は質問タイム。一つひとつの質問に丁寧に答えてくださって2時間では時間が足りませんでした。参加された方も質問したい内容を紙に整理してうまく話せるようにと工夫してこられ、不安な気持ちや心配なことが少しでも解消できたらなぁという思いです。

 サプライズで、今は病院事業庁長になられている前顧問医の野田秀樹先生も顔を見せて下さり、最後にセカンドオピニオンについて補足くださいました。その後、全員で乳がんについての動画を見て終了しました。



2023年10月 JR長浜駅前で乳がん検診啓発活動 (場所:長浜市 

 乳がん月間の10月、今年も恒例の【ピンクリボン運動in湖北】の一環として、10月15日(日)にJR長浜駅前で乳がん啓発を行いました。参加したのは会員9名と滋賀県健康づくり財団の職員さんの計10名でした。

 ピンクのジャンパーはどこからも目に付き、”何をやっているんだろう…”と注目を集め、1時間足らずで、150部用意したチラシと健康づくり財団から頂いたスポーツタオルは全て渡すことができました。ただ、受け取ってくれない方などもおられ、一般の方に啓発する難しさとその効果を感じた啓発活動となりました。


2023年10月 リレー・フォー・ライフ・ジャパン2023滋賀医科大学に参加 (場所:大津市 

 10月14日(土)、滋賀医科大学で開催された「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2023滋賀科大学」に参加しました。

 「リレー・フォー・ライフ」とは、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指すチャリティ活動で、滋賀では他の実行委員会とは異なり学生さんが運営しておられます。

 当日は、開会式からリレーイベントのオープニング“サバイバーズラップ(がん患者さんやがん経験者が歩く周回)”に参加し、あけぼの滋賀の横断幕を持って、ほかのがん患者さんたちと滋賀医科大学の構内を歩きました。


2023年9月 乳がん相談会「 あけぼのハウス」開催 (場所:大津市 


 9月14日(木)に「あけぼのハウス」を開催し、初めての方がお二人参加で、参加者は10人でした。

 現在治療をしながらも、この治療でいいのだろうか、病院を変わりたいが…と不安や迷いの思いを話され、みんなで話しあってる中でセカンドオピニオンを受けてみては、とのアドバイスが出されました。気兼ねなく受けられることや、他の医師からの話しを伺って考えてみては…など。他には、忙しそうな主治医との繋がりかたや、医療費のことなど不安思う事などが話題に上がりました。医師との関係はなかなか難しく思うものですが、でも大事な体のこと、主治医にちゃんと話したり聞いたりしましょうね、と話し合いました。


2023年7月 乳腺専門医をお迎えして「乳がん講演会」開催 (場所:草津市 

 7月23日(日)、キラリエ草津を会場に、滋賀もりブレストクリニック院長の森毅先生を講師にお迎えして講演会を開催しました。

 第一部では、がんの発症やサブタイプについて、またサブタイプごとの治療について主に薬物療法を中心に、乳がん治療の基本について説明いただきました。

 第二部では、特に再発治療に焦点を当て、転移再発乳がんの治療の目的や方法を、データや最新の知見を紹介しながら、詳しく説明されました。薬物療法で新しい治療薬や治療法が出てきたり、がんゲノム医療やがん遺伝子パネル検査など、医療は日々アップデートされていることを実感しました。

 講演後は希望者が3つの車座に分かれ、あけぼのハウスのような語らいの場を実施。森先生も参加してくださり、参加者が様々な悩みや思いを話し、とても有意義な時間となりました。

 あけぼの滋賀として久々の講演会でしたが、森先生は終始穏やかな口調で丁寧に説明され、参加者からの質問にも真摯にお答えいただき、先生のお人柄も伝わるような、とてもよい講演会でした。当日の会場は満員で、参加された方は熱心に話を聞きながらメモを取る様子が見られ、皆さんの乳がんへの真剣な思いが伝わってきました。

 



2023年6月 乳がん相談会「 あけぼのハウス」開催 (場所:大津市 

 6月8日に「あけぼのハウス」を開催し、8名の方が参加されました。

 和やかな雰囲気の中で話が進んでゆき、治療中の方の治療の経過や薬剤の話からスタート。抗がん剤治療、放射線治療、乳房再建、再発の心配、正しい情報を選ぶ難しさなど話題は多岐にわたりました。

 休憩時間も話は途切れず、たっぷり話し、情報交換できた有意義な「あけぼのハウス」となりました。 


2023年5月「あるがママfes vol.6 」で啓発ブースで出展しました (場所:大津市 

 5月の最終日曜日、大津市の商業施設で開催された『あるがママfes.vol6』に啓発ブースを出しました。家族で楽しめるブースが約50もあり、若い家族さんでたいへん賑わっていました。

 

 私たちの啓発の流れは、〚簡単なクイズ〛(乳がんについて知ってもらう)➡〚乳がんの模型触れる〛(しこりを触って実感してもらう。自己触診の仕方を説明して、習慣づけてもらう。リーフレットを渡して乳がんのことを正しくしってもらう)➡〚抽選〛景品をもらってちょっと喜んでもらう)です。

 320部用意した啓発リーフレットセットは全て配り、乳がんの模型を触って、クイズに答えられた方は230人もおられました。皆さん真剣に話を聞いてくださり、たくさんのお母さん、これからお母さんになる方に効果的な啓発を出来たと感じました。

 

 14時からの「乳がんカフェ」には、会員外の方の参加はありませんでしたが、施設内のレストランで会員同士でお茶を楽しみました。小さなお子さんをお持ちの会員さんも来てくださり、ご家族で楽しんで帰られました。



2023年4月「 あけぼの滋賀2023年度総会・親睦会開催」 (場所:大津市 

 4年振りに総会と親睦会を開催し、入会されたばかりの治療中の方、再発治療中の方、ベテランさんと30歳代~90歳代まで29名が集いました。

 

 総会では2022年度の事業と会計、会計監査を報告し、2023年度の役員と事業を提案して了承されました。

 その後は親睦会。お水で乾杯!おいしいランチをいただきながら、テーブル毎に歓談。全員自己紹介では、受けた治療やその後の経過、思いを語り、皆さん真剣に耳を傾け、時間が足りないくらいでした。じゃんけんゲームでや~っと打ち解けた頃にお開きとなりました。

 

 患者同士で直接会って話ができるのはがん患者には本当に必要なことなんだと改めて実感しました。コロナ禍で活動はままなりませんが、今年はもう少し対面の活動を増やして会員さん同士が触れ合える機会を持ちたいと思いました。