~2020年度の活動~


2021年3月 「あけぼのハウス」開催 (場所:滋賀県健康づくり財団 会議室)

 3月4日に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催しました。

 当日は寒さも和らぐ暖かな日差しの中、13名の方が参加されました。

 乳がん発症からの期間も、現在の状況も様々な方が参加され、今こころの中に不安や疑問、どこにもぶつけられない思いを抱えている方々を中心に、参加者がそれぞれのペースで思いを口にしました。

 症状のない骨転移を積極的に治療しない方針だという現在の乳がん治療についてや、コロナの影響で病院や医師との関係がギクシャク感じるなど、病気と長く付き合う乳がんならではの悩みなどが話され、それについての共感やアドバイスなどがありました。

 この日の「あけぼのハウス」ではいろんな方のいろんな思いがポンポン飛び出し、いつもに増して和やかで話しやすい雰囲気となりました。休憩時間には自然と参加者同士で談笑が弾む嬉しい光景も見られ、コロナ禍で行事の開催が難しい中、会員同士の交流も持つことができて、とても良い時間となりました。


2020年12月 「あけぼのハウス」開催 (場所:滋賀県健康づくり財団 会議室)

 12月3日に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催しました。
 この日の参加者は9名で、がんの状況も年齢層も幅広い方が集まりました。久しぶりに参加された方も何名かおられ、懐かしいお顔に会えたことを喜び合いました。

 この日は主に、乳がん治療後年数が経って落ち着いていた中、急に再発を告げられた方の話に耳を傾けました。治療を巡る主治医との本音でのやりとりの難しさ、副作用の悩み、再発したことへのやりきれない気持ち・・・。時にはうなずき、時にはアドバイスをしたりして、参加者全員でその話を聞きました。このような悩みは、乳がん患者が多かれ少なかれ抱えていることですが、誰にでも話せることではなく、同じ経験をした人が集まり、わかってくれる仲間に気兼ねなく何でも話せるこのような場の大切さを、改めて感じました。

 今回は滋賀県健康づくり財団の保健師さん、管理栄養士さんも会場におられ、専門的な立場からアドバイスをいただくこともできました。乳がんの悩みは多岐にわたりますが、話すことで精神的にぐっと楽になることもあります。初めてや久しぶりに参加するのは緊張すると思いますが、不安な気持ちや気になることがある方は、ぜひ気軽にご参加ください。(次回は寒さが和らぐ3月4日開催予定です)


2020年11月 「あけぼのハウス」開催 (場所:大津市市民活動センター 会議室)

 11月5日に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催しました。
 マスクの着用や開始前の検温など、引き続き感染症対策をとりながらの開催となりました。

 この日は参加者が13名。初めて参加される方もおられ、まずはその方のお話を聴くところから始まり、そこからそれぞれ参加者が思うところを話しました。

 今日は、過去に乳がんを経験し、最近再度乳がんと診断された方から、年月が経って医学も進歩しているのに、抗がん剤の辛さが軽減しないのは残念だという話があり、副作用がどのようであったかや、辛い期間はどのように過ごしたかなど、経験者から様々な発言がありました。また、これからウィッグを買う予定だという方には、ウィッグを幾つか試した方から実体験に基づいたアドバイスが送られました。

 有意義な話の中にも時々笑いが起こり、和やかな雰囲気で約1時間半はあっという間に終了。初めて参加された方が「参加して本当に良かった」と何度も言っておられ、コロナ禍で交流が難しい中ですが、直接会って患者同士でサポートする意義を感じました。初めて参加するのはハードルがあると思いますが、今後もぜひ多くの方に参加していただければと思います。


2020年10月 「あけぼのハウス」開催 (場所:淡海かいつぶりセンター)

 10月1日に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催しました。
 移転後初めてとなる淡海かいつぶりセンターが会場となり、先月に引き続きマスク着用、体調チェック、三密を避ける等の対策を取って開催しました。
 参加者が9名と少人数だったので、乳がんのことだけではなく、コロナ禍の中での日常生活や不安について、ざっくばらんに語り合いました。
 乳がんに関しては、術後相当の期間が経過していても定期検診の間隔が比較的短いという話があった一方で、一定期間が経過すれば病院へ行かなくてもいいと言われた話も出て、適正な受診期間や間隔について、なんとなくに流されずに主治医と話をしていかなくてはね、と皆で改めて確認しました。
 また、コロナ禍が長期にわたる中で、知らず知らずのうちに運動不足などから体、特に足腰が弱ってしまうという不安の声もありました。以前はできていたことがある時できなくなっていて愕然としたという体験談が披露され、それぞれ程度は違っても、コロナの影響で運動不足になっているという認識を新たにしました。
 新しい淡海かいつぶりセンターは、緑に囲まれた大きな民家で、調度品も家庭的。まるで自宅の居間にいるような雰囲気の中、くつろいで話をすることができました。


2020年9月 「あけぼのハウス」開催 (場所:大津市市民活動センター 会議室)

 9月3日に乳がん相談会「あけぼのハウス」を開催しました。

 コロナ禍により、実に7か月ぶりの開催となった当日の会場には10名が集まりました。マスク着用や体調チェック、密を避けての着席、時短など、コロナ対策を取りながらの初めての開催でした。

 ひとりずつ近況を話すところから始め、コロナにまつわる話はもちろん、自身や家族のこと、治療のこと、通院のことなど、心にためていたことを思い思いに語りました。

 続いて、取材に来てくださった新聞記者さんの質問に答える形で、乳がんについてや、コロナ禍でのがん患者の思いなどを話しました。

 この日は、新型コロナウイルス感染対策のため、開催時間が1時間といつもより短かかったですが、久しぶりに仲間と集い、思うところを語り、聞くことで、辛い気持ちやモヤモヤした気持ち、会えてうれしい気持ちを共有することができました。コロナの影響はありますが、感染対策をした上で今後も「あけぼのハウス」を開催していければと思います。

 最後に、今日参加された方の感想をいくつか抜粋してご紹介します。

 ・なつかしく、思わず涙が出ました。やはり話ができてありがたいです

 ・簡単に集まれた時には気づきませんでしたが、仲間で集えることのありがたさを実感しました

 ・なごやかに笑いを交えてお話ができ、たまっていたストレスがほぐれていくようでした。


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